これまでのバックナンバー(2012年8月から先月まで)
2024年6月
ゴールドコーストのメインリバー沿いのMonaco Streetが異常な値上がりとなっています。
2010年$2.4 million で購入、改築して売りに出していた 129 Monaco St 販売開始2週間後$10 m (10億円)で売却。
329 Monaco St は昨年8月に$6 mで購入し先月$7.5 m(7億5000万円)で売却、8か月の所有転売で$1.5 mの利益。
87 Monaco St は$14.5 mで購入して、2年半後の今年3月 $18 m(18億円)で売却。
171 Monaco St は2017年に$4.6 mで買って今年2月に $10.5m(10億5000万円)で売却。
249 Monaco Stは2007年に$7.675mで購入後転売4回で値上がり続け、昨年12月 $15.2 m(15億2000万円)で売却されました。Monaco Streetは昔から邸宅の多い高級住宅地ではありましたが、改築あるいは建て替えで更に高級な住宅地になっていくようです。
メルボルンに2020年に竣工した100階建てAustralia Tower の316mが国内で1番高い建物なのですが、今回サーファーズパラダイスでMeriton社が計画するCypress タワーは完成すれば国内2番目の高さとなります。市が許可したプランは91階と76階のツインタワーです。建設場所はクラウンタワーホテルの南側、トラムのCypress Avenue駅の正面で海岸から500m、Meriton社が開発分譲した75階建てのOcean (総工費約 6億ドル)から道路を隔てた西側の位置、これまでミニゴルフや逆さバンジー、駐車場になっていたところです。Cypress タワーは総工費は約 13億ドル、分譲と賃貸で、1,307戸(約2500人の住居)が予定されています。91階のタワーは地上302mということですが、現在クィーンズランド州で1番高いQ1は尖塔部分を入れると322mですが、尖塔部分を入れない最上階の高さだと245mなので、Cypress タワーはそれより高くなります。
2024年5月
豪州統計局の最新の資料によりますと、12月期のインフレ率が4.1%でしたが、今年3月期に3.6%まで下がったそうです。2022年12月の7.8%に比べますとかなり落ち着いてきたようですが、今のところ金融当局の期待通りの沈静化ではなかったようです。
対米ドルで一時1ドル160円近くまで下がり34年ぶりの水準だそうで、対豪ドルでも10年ぶりで100円台を記録しました。10年前と言えば前黒田総裁の量的質的金融緩和の低金利政策を維持していた2013年頃の話でしょうか。30年前というと私がオーストラリアに来た1986年当時のことで確かにA$1=100円は超えていました。2007年頃オーストラリアの金利が7.5%前後という時も100円近くまで円安が進んだので、この約30年間で3度目の円安となっているようです。
日本から投資をするなら円高になってほしいところですが、1ドル60円を下回ったのは2001年9月11日NYのテロ事件後、2008年のリーマンショック、2020年の新型コロナ感染の頃の3度ありました。約30年のスパンでみると10年に1回の割合で100円と60円の間を行き来しているようです。
2024年3月&4月
4年に一度、Qld州の77の地方自治体で市長、市議会選挙が行われます。オリンピックやアメリカ合衆国の大統領選挙と同じ年ですね。投票は3月16日。ゴールドコーストでは市長と14の地域の代表が選挙で争われます。現在の市長Tom Tate氏は4期目の市長を目指しています。Burleigh Head からゴールドコースト空港経由クーランガッタまでのLight Rail (トラム)Stage 4 をオリンピック開催の2032年までに完成させたいというのが公約の一つです。現在Stage 3 のBroadbeach からBurleigh HeadまでのLight Rail 延長工事が行われており、2025年に竣工開通が予定されていますが、資材の高騰などの影響で、2018年当時の見積もりが約7億ドル(約600億円)でしたが、現在12億ドル(約1000億円)にまで値上がりしています。市民の市税が
2024年2月
豪州統計局が2023年10-12月期の消費者物価指数、前年同期比を 4.1%と発表。予想4.3
ゴールドコーストの平均所得が9万ドルと言われ、不動産の平均取引価格が110万ドルだそうです。30年前の平均年間所得が2万8000ドル、平均取引価格が15万ドルだった時代がありました。現在サーファーズで公休住宅地の一つとして有名なHedges Ave. Marmaid Beach 海岸に建つ4ベッドルーム405㎡の住宅が 1994年82万ドルで取引購入されています。現在土地だけの評価額で700万ドル。上物があれば800万ドルを超えるので、所得は3倍ですが、不動産は30年で10倍になったと考えられます。
2024年1月
このたびの能登半島地震で被災された方々の無事と安全をお祈りするとともに、被害が最小限に抑えられることを願います。
12月25日クリスマスの夜、予想を上回る豪雨と風で、クィーンズランド州の南東部に大きな被害が発生しました。停電が13万戸に及び
週末に同じような豪雨と風(時速125kmの可能性)大きなヒョウが予想されるという天気予報の中
年末の2回目の豪雨が去って、ブリスベンとGCとの間にある川が氾濫したり、山間部の谷筋にあたる地域で一部の道路が
2023年12月
11月7日豪州連邦銀行はキャッシュレート(指標金利)を6月以来の0.25% の利上げで4.35%に。そして12月は4.35%で据置き。2012年12月以来の高金利です。インフレ率が昨年12月の8.4%をピークに、今年9月5.6%から10月は4.9%に落ち着いています。
不動産業界にとってインフレのピークは過ぎたということで回復の兆しも見え始めたところですが、予定されている住宅供給が思うように増えておらず、必要とされている新築物件が売りに出てこないので、家を売ることに躊躇している構造のようです。Interstate州外からの買い手は地元の需要と同じ位問合わせがあり、景観のいい3-4ベッドルームも人気ですが、最近はダウン
2023年11月
今年もインド洋の海水温が例年より高く、QLDでは80-95%の確率で平均より高い気温、暑さの記録更新が予想されています。例年より暑い夏が来て、例年より暖かい冬が続くそうです。豪州では過去2回50度を超えているそうですが
毎年開催されているゴールドコーストのビッグイベントの一つGold Coast 500のカーレース10月27-29日の3日間も無事終わり、
インフレ率が7月4.9%、8月5.2%、9月5.6%と上昇中なので、11月7日豪州連邦銀行の定例会でキャッシュレート(指標金利)は
2023年10月
10月3日豪州連邦銀行の定例会でキャッシュレート(指標金利)は4か月連続で4.10%で据置き。その理由はインフレ率が6月
私が入れたガソリンの最高値は先月の$2.299 /Lでしたが、今日の店頭価格は$2.359/L 。TVのニュースでは$2.379/L でした。
昔オーストラリア人の平均住宅保有年数は約5年と聞いたことがあります。オーストラリア人のライフスタイルに合わせて引っ越し
2023年9月
日本では今バスケットボールのワールドカップでにぎわっているようですね。先月豪州開催のワールドカップ女子サッカーで豪州が順々決勝でフランスをPKで破った試合のTVを見ていた人が記録的な417万人=約5人に1人がTVを見ていたそうです。
不動産の販売は依然順調でRealestate.com によるとサーファーズパラダイスのこの12か月でユニットの売買は 1287戸も
2023年8月
7月の日本全国平均気温が100余年余りで最高で、今後も猛烈な暑さが予想されるとのこと、
暑中お見舞い申し上げます。シドニーやタスマニアも同様に記録上最も暑い7月となり、豪州全体の7月平均は1910年以降で9番目の暑さだったそうです。
8月1日豪州連邦銀行の定例会でキャッシュレート(指標金利)は4.10%の据置きとなりました。インフレ率は依然と変わらず6%
水泳の世界選手権が福岡で開催され、豪州チームは金13個、銀7個、銅5個の計25個のメダルを獲得しました。豪州の選手は
7月31日で23年の歴史を終えたゴールドコーストのベルサーチホテルは、インペリアルホテルという名前に変わりました。同地域で2026年までにオープンが予定されているのがマリオット系列の最上級クラスのリッツカールトン。海岸に面して建つ
2023年7月
6月8日豪州連邦銀行の定例会でキャッシュレート(指標金利)を12回目の引上げで、今月は+0.25%、4.10%になりました。2012年4月以来の金利なので11年ぶり。3月のインフレ率が 6.3%でしたが、4月 6.8%に増加していたのが理由らしい。5月のインフレ率が 5.6%に下がったこともあって、7月4日の定例会では 4.10%の現状維持でした。
10月29日でジェットスター航空のゴールドコーストー東京(成田)便がなくなり、ブリスベンー東京(成田)がスタートします。代わってブリスベンが東京、大阪、ソウルの3都市につながり、年間50万人もの観光客を受け入れるそうです。12月3日から東京行はスキー客を乗せて週5便に増え、2月2日からお花見需要に応えるために大阪便が週に4本となる予定です。
冬至が過ぎ、朝こそ10度を切って肌寒いですが日中は20度前後の7月1-2日恒例のゴールドコーストマラソンでした。日本の方にとってホノルルマラソンに次ぐ人気のマラソン大会です。男子では小山直城さん(ホンダ)大会新で優勝しました。昔公務員ランナーの川内さん(あいおい損保)は昨年アクシデントでも走り切って1682位でしたが、今年は7位。フルマラソン10回完走で10 Years Club のLegendになったそうです。
2023年6月
ゴールドコーストは冬入りです。夕方5時前に日が落ち、日の出は朝6時半位。朝の最低気温は13-14度で日中は21-22度位です。冬になり増えてきているのが風邪と新型コロナです。6月1日全国で5884人のコロナ感染者(前週比 +7.7%増)が記録されていますが、2月7日に今年最低記録2403人を記録して以来緩やかな増加で、3月中旬に3000人、4月中旬に4000人、5月中旬に5000人超え。クィーンズランド州では3月3日に417人の今年最低の感染者数を記録して、以後増え続け現在757人で前週比 +7.9%で増加中です。ニュースでは中国でも増加傾向がみられており、6月末には第二波のピークがきて、約6500万人の感染者が出ると予想されています。
クィーンズランド州では2018年からの5年間でゴールドコースト、サンシャインコースト他で平均売買価格が2倍になっている地域がいくつもあるようです。例えばゴールドコーストではWorongary (ロビーナ地域のハイウェイの反対側)113%増、サーファーズパラダイス107%増、Clear Island Waters (ロビーナよりサーファーズに近い住宅地) 102% 増の3地域がTop 10に入っていました、その他はサンシャインコースト周辺の2地域、フレーザーアイランド対岸のビーチのある街が2地域など、2倍以上の値上がりが記録されています。Pandemic Property Boom と呼ばれている近年の不動産ブームは、銀行金利の低さやコロナ禍からライフスタイルを見直し、リモートを使った働き方改革や家族の付き合い方などの変化が理由で、すでに高くなりすぎたシドニー周辺やメルボルン周辺から、比較的安価なクィーンズランド州に人が移動してきたことが明らかになってきました。今後もいろいろな方面での変化がみられると予想されます。
2023年5月
ゴールドコーストのベルサーチホテルが今年7月31日をもってベルサーチでなくなります。世界初ベルサーチブランドのホテルがゴールドコーストにオープンしたのが2000年。しかしベルサーチが先月契約を終了すると発表。2012年に開発会社サンランド社から
豪州連邦銀行はキャッシュレート(指標金利)を先月は現状維持の3.6%でしたが、5月2日 0 .25% の利上げを発表し 3.85%に上昇。インフレ率は少し下がって現在 6.6%だそうなので、不動産業界は今月も様子見、現状維持であってほしいと希望していましたが、
2023年4月
3月7日豪州連邦銀行は10回目の利上げを発表。0.25% の利上げでキャッシュレートは3.60%になりました。4月4日利上げの始まった
下記はThe Guardian 4月5日の新聞記事よりの抜粋です。
2022年初頭の政策金利/現在の政策金利
オーストラリア 0.00% 3.60% No change on 4/April 6.8%
USA 0-0.25%
ヨーロッパ連合
イギリス 0.00% 4.25% (+)0.25% on 23/March
2023年3月
2月7日豪州連邦銀行は昨年5月以降9回目の利上げを発表。0.25% の利上げでキャッシュレートは3.35% になりました。銀行に預けて4%弱、借りて5%前後の住宅ローン金利。3月の定例会は7日です。1990年以降最も高いインフレ率7.9%に加えて、失業率は昨年10月時点で3.4%。これは1974年以来の低さです。連邦銀行はピークを3.85%と予想しており、2-3%のインフレ率になるまで金利は上がると予想されています。連邦銀行の予想通りにいけば本年末までにインフレ率は 4.7%位となり、2024年には3.2%位に落ち着くそうです。
CoreLogic社の調査で全国平均住宅価格は昨年ピーク時(5月)より8.4%ダウンしているそうですが、ゴールドコーストは1.5%ダウンに留まっています。2022年は政策金利が0.1%から3%を超えるまでに上がったので住宅の買い控えが始まっているようですが、昨年ゴールドコーストで売買された不動産は6億7500万ドルといわれており、豪州全国の25%に相当するらしい。ゴールドコーストには毎年15,000人もの人口流入があり、現在64万5000人の人口が2050年までに120万人にまで増加すると予想されています。豪州全体の経済成長率が1.5%と見込まれていますが、ゴールドコーストだけは今後3年間、4%の経済成長が続くと予想されています。
ゴールドコースト―クアラルンプールのAir Asia がゴールドコースト空港に2年半ぶりに戻ってくると発表。 2月16日から当初は週に3便年末までに週 5便を予定。ゴールドコーストに年間 59000人の訪問客が予想され、約4500万ドルを消費すると期待されています。2019年に就航開始されゴールドコーストにこれまで約 200万人を運んでおり、約 2億ドルをゴールドコーストやQLD州に貢献しています。
2023年2月
豪州連邦銀行の定例会は2月 7日ですが、専門家たちの推測によりますと、今のインフレを抑えるために、まだ何度かの利上げが必要と予想されています。豪州の消費者物価指数(CPI)昨年の12月の発表で +7.8%。これは 1990年からの統計で過去最高。
昨年8か月連続の利上げに伴って、融資可能金額が30%も下がったといわれており、18歳から24歳の住宅購入者層は昨年の
Qld州の新型コロナ新規感染者が、1月18日から24日の1週間で4908人、25日から31日までの1週間では492人減の4416 人と
2023年1月
2億6000万ドル(約225億円)をかけたゴールドコースト空港のアップグレードが終了。3年がかりの工事で2000人の雇用を創出した。3階建ての新ターミナルにはVIPラウンジ、エスカレーター7つ、エレベーター9基、新ゲート6つ、アーム式の乗降(エアロ)ブリッジが4つ、新旧のターミナルで新たに18の店舗が2023年中頃までにオープンされる。2032年のオリンピック開催に向けた準備の一つである。
かつて年間利用客650万人の空港だったが、2022年4月の時点で利用客がやっと50万人、6月には48万人まで戻って来ている。この 6週間は過去3年で最も混雑する時期となりそうで、予想は約 92万5000人、最高に忙しい1日には2万4000人が予想されています。
1月8日にほぼ3年もの間国境を閉ざしていた中国からの訪問客を受け入れ開始される。中国からゴールドコーストへの訪問客は2019年から2020年にかけて91%も急降下。中国人がオーストラリア全体で消費した金額は2019年123億ドルから、2022年10.5億ドルにまで落ち込んだそうです。1月22日から2月5日の旧正月のツアー関連の検索が1年前の6倍に跳ね上がったという。中国人の渡豪が再開しても必ずしも不動産への投資につながるとは限らないようで、コロナ以前のレベルに戻るまで 4年はかかるとうわさされています。
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