これまでのバックナンバー(2018年12月から1月まで)
2018年12月
ゴールドコーストではユニットの販売が好調で、7月ー9月の3か月で298戸の契約。これは2016年末以来の高い数字です。今年は9か月で852戸が契約され、昨年1年の販売811戸をすでに超えています。2 Bedroom + 2 Bathroomタイプが一番売れており全体の61%。次が3ベッドルームで24%を占めています。高層でもなく低層でもない中層と言われるコンドミニアムの平均販売価格が$768,056 だったそうです。
ゴールドコーストの住宅の平均販売価格は$655,000。 昨年の同時期は$627,000 。ビーチやショッピングセンターに近い、あるいは駅に近いという要素が価格を引き上げていると言われています。住宅は50ー70万ドルの価格帯が全体の31%で一番販売されており、現在1201戸が販売中です。ユニットの場合、一番多く販売されているのは30ー50万ドルの価格帯で現在1270戸。全体の47%です。
ゴールドコーストの土地の平均販売価格は$333,688 で、全体的には昨年比9%の上昇で、400-500㎡の区画が多いようです。㎡単価の平均価格は$732だそうで、昨年同時期より24%も上昇しています。
ゴールドコーストではユニットの販売が好調で、7月ー9月の3か月で298戸の契約。これは2016年末以来の高い数字です。今年は9か月で852戸が契約され、昨年1年の販売811戸をすでに超えています。2 Bedroom + 2 Bathroomタイプが一番売れており全体の61%。次が3ベッドルームで24%を占めています。高層でもなく低層でもない中層と言われるコンドミニアムの平均販売価格が$768,056 だったそうです。
ゴールドコーストの住宅の平均販売価格は$655,000。 昨年の同時期は$627,000 。ビーチやショッピングセンターに近い、あるいは駅に近いという要素が価格を引き上げていると言われています。住宅は50ー70万ドルの価格帯が全体の31%で一番販売されており、現在1201戸が販売中です。ユニットの場合、一番多く販売されているのは30ー50万ドルの価格帯で現在1270戸。全体の47%です。
ゴールドコーストの土地の平均販売価格は$333,688 で、全体的には昨年比9%の上昇で、400-500㎡の区画が多いようです。㎡単価の平均価格は$732だそうで、昨年同時期より24%も上昇しています。
2018年11月
10月から11月は市中のいたるところで(淡い紫色の花をつける)ジャカランダの花が咲いています。夏への季節の変わり目には必ず強い雨が降り、その雨で花が散り、道路を紫色にし、春は終わります。
そんなゴールドコースト市街地に約3キロのレースコースが出来上がり、サーファーズパラダイス恒例の V8 スーパーカーレースが10月19ー21日に行われましたが、Qld州東南部は強風、大雨、雹が降る大荒れの天気となり、最終日にはレースが中断するほどの大雨となりました。雨のタイヤと晴れのタイヤの交換もレースの見どころではありますが、この時期は例年雨が多い時期でもあるので、楽しみの多いイベントでもあります。しかし1991年から2008年までアメリカのインディ 500の Team を招致してサーファーズで開催されていた Indy カーレースを復活させようという動きがあり、2020年の開催を検討中です。
直近の12か月で全国の不動産価値は3.5%下がっているそうです。シドニーは一番落ち込んで7.4%の下落。平均住宅価格は83万ドル。メルボルンは4.7%下落、平均住宅価格は66万ドル。一時期の価格高騰による反動と見られます。その一方でホバート15.2%、キャンベラでは9%の上昇で、ブリスベンも4.2%の上昇。住宅価格は49万ドル。ゴールドコーストは州都ではないので統計に出てきませんが、ブリスベンの動きに近いと思われます。
2018年10月
トラム(市電)の第3期の工事として、バーレイヘッドまで 6.7km延長されることが先月発表されました。総工費1億1200万ドル(約90億円)の予算が認められ、着工は来年、早ければ2021年開通の予定です。現在パシフィックフェアー横のBroadbeach South が終点ですが、その先 8つの駅が新設されます。予想される乗車時間は16‐17分。するとBurleigh Head からHelensvale 終点まで1時間。そこからブリスベン空港まで電車で直行です。Maiami もしくはBurleigh Head からRobina / Varcity Lake 方面に分岐する案もあるようですが、いずれはバーレイ・ヘッドからクーランガッタ空港まで延長されることが期待されています。
ドリームワールド横のCoomera 駅に隣接して建設されていたWestfield Coomera Shopping Centre 第1期工事が10月11日に竣工し、オープンとなります。総工費4億7000万ドル(約400億円)初期の構想から20年を経てやっと竣工です。59,000㎡の敷地に140のショップ。2000台を超える駐車場、この開発で建設中に1200人の雇用、竣工して1600人の雇用を促進すると報じられいます。21,000㎡の第2期工事には複数階のデパート、レストランが予定されているそうです。
1960年シドニーの郊外で創業したWestfield ですが、今や世界中にショッピングセンターを持っており、このCoomera Shopping Centre はQld州で6番目、豪州全域で37番目のショッピングセンターとなります。
2018年9月
暴風と高潮をもたらした台風21号で被災された方にお見舞い申し上げます。電柱が折れるなどの暴風雨で怖い思いをされた方も少なくないと思います。それから1週間もたたないうちに北海道地震で、多くの方が被災されたことを知り、お見舞い申し上げます。自然災害なので仕方ないことかもしれませんが、早い復旧復興をお祈り申し上げます。
豪州の話でが、大蔵大臣を務めていたスコット・モリソン氏が党首選決選投票僅差で勝利し、与党でもあることから自動的にオーストラリアの首相となりました。過去8年間で6人目の首相です。最近のタンブル首相の求心力の急な低下に伴い、内務大臣を務めていたピーター・ダットン氏が閣僚を辞職し党首選に立候補したのが8月21日。その時はタンブル氏が勝利しましたが、他の閣僚や自由党議員の過半数が不満を明らかにしたことから、自分に対する不信任と受け取り、3日後の2回目の党首選に出馬しないという潔い選択をしています。国のリーダーシップを誰がとるのかを問う党首選を1週間に2回も開催すること,開催できることに驚きです。
オーストラリアの人口が8月7日に2500万人に達し、尚今も83秒に1人の割合で増えているそうです。ゴールドコーストの人口は57万7000人。毎年12,500人の増加が予想されており、年に5000戸の住宅供給が必要です。年齢枠の割合を不動産需要に置き換えると、12%は24歳以下なので若者向けの賃貸が必要。24%は25ー39歳なので初めて家を買う世代向けの低価格物件。22%が40-54歳、アップグレードの買替え世代に質の高い住宅。26%が55-74歳なのでダウンサイズの買換え世代。14%がリタイアされる年代で、2%が老人ホームに入る方と考えられます。昔オーストラリア人の生涯引越し回数は平均 5回と聞いたことがありますが、年齢枠ごとに引越すと仮定すると生涯で 5回引越すことになりますね。
2018年8月
日本の国土は世界の0.28%しかないのですが、災害で受けた世界の総被害額の11.9%が日本の被害金額だそうです。(国土技術センターのホームページ)先月14の府県で未曽有の自然災害となり、多くの方が犠牲となった西日本豪雨、”平成30年7月豪雨”で被災された方にお見舞い申しあげます。
ゴールドコーストも1920年の統計開始以来、45回の洪水リスクがあり、実際に何度かネラング川が氾濫し洪水となっています。1974年の洪水はひどく市民の記憶に新しいです。以降市は100年に1度起こりうる洪水の水位を想定し、新しい住宅開発の住居は想定される水位よりさらに30cm高く設定されています。公園空き地が水没し、近隣のゴルフ場が遊水地となり、下流の住宅地を守るように設計されています。2100年には今の海面が80cm上昇することも考慮されており、今年9月に6回目のプラン見直しがあるそうです。
Hope Island RdとHelensvale Rd の交差点にある大きなラウンドアバウトの横にHope Island Market Placeというショッピングセンターが、今年年末に竣工オープンの予定です。約1万平方メートルの敷地に駐車台数450台、ウールワースとAldi がキーテナントとなり36店舗のテナントが入ります。パシフィックフェアーに入っている有名ファッションブランドの H&M(世界中で2000店舗)が、いよいよ8月2日ロビーナタウンセンターにもオープンだそうです。
2018年7月
先月6月18日におきました大阪北部を震源とする地震で被災された方にお見舞い申し上げます。
実家の高槻に連絡がついて、幸いにも家族皆怪我もなく、ガラスが割れた程度と知り安堵したところです。停電も地域に差はありましたが、実家では翌日に復旧したようです。
西日本豪雨被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。早く街が復旧され、以前と同じ平穏な日常が1日も早く戻ることをお祈りしております。日本は地震だけでなく、大雨、洪水、土砂災害、竜巻、火山の噴火、台風と、豪州と比較して災害の多い国だと感じます。
2015年10月外国人の不動産特別取得税(3%)の導入が発表され、海外からの不動産投資に水を差す結果となりましたが、今回も外国人の不動産特別取得税を7月1日より3%から7%に引き上げるという発表がありました。South Australia州、Victoria州ではすでに7%、N.S W州では8%なのでクィーンズランド州はそれらに追従しています。通常の印紙税と合わせると購入価格に約10%超が不動産の取得費用となります。
海外からの投資を審査するFIRB (外資審議会)の認可を受ける費用も2014年末より有料になり、一連の課税で、不動産購入の申請数の減少を招いています。これも豪州政府が国内の投資家を保護するための策と思われますが、今回の追加課税でさらに外国からの不動産投資は減ることが予想されます。
2018年6月
先月FIRB(豪州外資審議会)が、外国人の不動産購入申請に関して、住宅部門で2015/16年度40,149件(724億ドル相当)の申請があったのに、昨年度(2016/17年度)では13,198件(252億ドル)と 67%の下落があったと発表しました。2013/14年度では36,841件(608億ドル)、2012/13 年度では23,054件 (347億ドル)の申請数でしたので、昨年度はそれをも下回ります。原因として2015年12月に導入された外資審議会への申請料、外国人に課す印紙税の追加、中国政府の海外投資持ち出し規制や、世界的に銀行の貸し出し規制などが挙げられます。
住宅と商業物件合わせた不動産全体で、2016/17年度の国別では中国が153億ドルで1番、2番のカナダ 73億ドル、米国 68億ドル、シンガポール 53億ドル、マレーシア 35億ドルに次いで日本は 32億ドルでした。
7月1日よりQLDのスーパーマーケットで無料のビニール袋がなくなります。店頭で再利用可能なバッグを購入するか、ご自分でバッグを持参することになります。スーパーマーケットでビニール袋が登場して約30年。オーストラリアだけでも毎年50億枚のビニール袋 が使われているそうで、環境問題に配慮した結果です。
2018年5月
無事ゴールドコーストでコモンウェルスゲームが終了し、次回2022年はイギリスのバーミンガムです。
275の競技でオーストラリアが80個の金を取り1番、45個のイギリスが2番、26個のインドと続きます。大会中カメルーン、ウガンダ、ルワンダなどの国から13人の選手が失踪。見つかったかどうか不明。世界71か国からの選手や関係者で街はにぎわい、ショッピングセンターで衣類などをカートいっぱいに詰め込んで買い物している外国人も見かけましたが、こちらは家族や友人へのお土産のようです。
ゴールドコーストには現在342の官民プロジェクトが提案されており、73億ドルの公共事業、57億ドルの民間事業の計132億ドル(約1兆円)の提案が出てきています。その中にはGC空港のアップグレード、ブロードビーチからバーレイヘッドまでのトラムの延伸、クーメラタウンセンターの開発などが含まれパシフィックハイウェイもバーシティから空港のあるTugon まで現在4レーンが6レーンに拡張される予定。コモンウェルスゲームの成功が今後のゴールドコーストの成長に与える影響は絶大なものと思われます。
2018年4月
4月4日から15日まで開催されるCommonwealth Game では、カラーラのスポーツコンプレックス周辺、サウスポートのスイミングコンプレックス周辺、ブロードビーチのコンベンションセンター周辺の道路が閉鎖され、街には大会関係者専用のレーンが設けられており、2車線が1車線になるので、交通停滞が予想されます。各戸に配られたパンフレットには不要な外出を控え、外出せざる場合でもピーク時は避け、迂回路を取るようにアドバイスされています。大会開会式に出席するためにチャールズ皇太子ご夫妻がゴールドコーストを訪問します。2020年の東京ではもっとVIPが来るでしょうし、何しろ最大級に大きなイベントになるので、大変な状況になるのではないかと予想します。
2017年に豪州を訪れた外国人訪問客の数が発表されました。1位はニュージーランドで135万人、しかしわずか1000人ほどの差で中国が2位、3位米国、4位英国とつづき、日本は5位の43万4000人でした。年間の外国人訪問客総数は 881万人ですが、このまま増加していくと2年後には1000万人を突破です。
2018年3月
冬のオリンピックの興奮がまだ冷め切らない私たちですが、オーストラリア人はすでに4月4日から15日までゴールドコーストで開催されるCommonwealth Game に関心が移っています。このイベントは日本の方にはなじみは薄いですが、世界中で15億人がTVで観戦するそうです。(F1のレースは世界で4億人が観戦)イギリス連邦のオリンピック、あるいはアジア大会のような位置づけです。
現在海外観光客が85万人訪れるゴールドコーストに、この2週間で71か国から6600人の競技者と関係者、その他11万7,000人の訪問客を予想しているそうです。競技は陸上、水泳、体操など23種目。珍しい種目はスカッシュ、ローンボール、マウンテンバイク、ネットボールの競技など。参加国は陸上の強いジャマイカ、ケニアやナイジェリアなどのアフリカ勢、カナダ、ニュージーランドなどです。ボランティアは1万5000人を予定。
その経済効果は20億ドル(約2000億円)と言われています。2020年の東京オリンピックの経済効果1兆円(予想)には及ばないものの、ゴールドコーストにとって最大のイベントです。街中でイベントも予定されています。
QLD不動産協会の資料によりますとゴールドコースト(GC)の平均住宅価格は60万6000ドルで昨年比7.3%の上昇だったそうです。(特にマーメイドビーチでは昨年比 9.9%の上昇で153万ドル。)最新のブリスベンの住宅平均価格はGCより5万4000ドル高いだけなので、GCの上昇が今後も続くなら、近くブリスベンの価格を上まわる日も来るだろうと予想されています。実際 1980年代はゴールドコーストの住宅価格の方が高かったのです。
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オーストラリア期待のスィミングではサウスポートのオリンピックプール横に巨大な観客席が作られました。
2018年2月
ゴールドコーストですが、1月は29度の日が7日、30度の日が8日、31度以上が13日、これは例年より暑いかもしれません。先月シドニー郊外Penrith では 47.3度を記録し、ハイウェイのアスファルトが10km に渡って溶けたと新聞に出ていました。メルボルンでは4大テニストーナメントの一つのオーストラリアオープンが毎年1月に開催されていますが、今年も連日40度近くまで上がり、選手や観客の健康を憂慮するニュースがありました。コートの中はさらに暑く、プラス10度あるとも言われており、我慢比べのトーナメントといわれています。
昨年は第5シードの錦織選手の善戦もあって、大いに盛り上がったものですが、今年も出場していたらと考えると残念でした。昨年の決勝のコートエンドの席が39万円、2階席でも15万円弱と聞き、観戦代が飛行機代より高くなってしまうトーナメントのようです。しかも選手の優勝賞金が1989年当時14万ドル(80円換算で1120万円)だったのが、2002年に100万ドルとなり、2009年に200万ドル、2015年300万ドル、今年はなんと400万ドル(同、3億2000万円)だったそうです。トーナメントはすでに単なるスポーツというよりも大きなビジネスになっているということでしょうか。ゴールドコーストでは4月4日からコモンウェルスゲームが開催されます。これも大きなスポーツビジネスです。
2018年1月
クィーンズランド州は静かな改築改装ブーム。この1年の改築改装ビジネスは13億5000万ドル(約1100億円)。改築場所として家全体(38%)バスルーム(31.5%)デッキ(18%)キッチン(7%)だそうです。銀行の調査ではキッチンとバスルームの改築のローンが昨年比55%増、増築などは45%像。ローンの平均金額は13万ドル(約1100万円)、家全体の改築となると平均は40万ドル(約3400万円)、化粧直し的な工事の平均は4万ドル。
改装改築というのは引っ越したり建て替えるよりも安価。改装されることで売却時の価格が高くなる可能性。リビングをオープンプランにしたり、大家族の同居を可能にする改築や、流行りのシャワー、洗面台、アイランド型キッチンベンチ、BBQ用屋外のキッチン設置、LEDやハイテク照明、木や石を使った天然素材の内装への変更が人気です。
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